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[DFB杯]バイエルンが延長戦の末、ドルトムントを下し2季連続の2冠達成

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[5.17 DFBポカール決勝 ドルトムント0-2(延長)バイエルン]

 DFBポカール(ドイツ国内杯)の決勝が17日、ベルリンのオリンピアシュタディオンで行われ、バイエルンが延長戦の末、ドルトムントを2-0で下し、2シーズン連続17回目の優勝を飾った。ジョゼップ・グアルディオラ監督就任1年目のバイエルン。欧州CLを含めた史上初の3冠に輝いた昨季に続き、2シーズン連続でブンデスリーガとの2冠を達成した。

 3バックでスタートしたバイエルンだったが、前半23分にMFフィリップ・ラームが左足首を負傷。一度はピッチに戻ったが、前半30分、MFフランク・リベリとの交代を余儀なくされた。キャプテンの負傷交代というアクシデントに見舞われたが、試合はバイエルンのペースで進む。しかし、最後の攻め手を欠き、0-0のまま後半へ。後半11分にはリベリの左クロスにMFトーマス・ミュラーが合わせるもGKロマン・バイデンフェラーがセーブ。ドルトムントの粘り強い守りに阻まれた。

 ドルトムントは後半19分、MFヌリ・サヒンの左FKをFWロベルト・レバンドフスキが頭でそらし、DFマッツ・フンメルスがヘディングシュート。カバーに入ったDFダンテがゴールライン際でクリアした。フンメルスの位置がオフサイドだったようにも、ダンテがクリアする前にボールがゴールラインを越えていたようにも見えたが、いずれにせよ主審はプレーを流し、ノーゴールの判定。試合は徐々に激しさを増し、両チームがチャンスをつくるが、0-0のまま90分間で決着が付かず、延長戦に突入した。

 両チームに足をつり出す選手の姿も見られるなど死闘となった一戦は、意外な形で決着が付いた。延長後半2分、ボールをキャッチしたドルトムントGKバイデンフェラーからDFケビン・グロスクロイツへのスローイングのパスをDFジェローム・ボアテングがカット。素早く右サイドからアーリークロスを入れると、ドルトムント守備陣はクリアし切れず、ファーサイドまで流れてきたボールをMFアリエン・ロッベンが左足で流し込んだ。延長後半アディショナルタイムにはカウンターからミュラーがダメ押しゴール。2-0と試合を決定づけ、バイエルンが大会連覇と2冠を達成した。


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