beacon

リーガ第3節、バレンシア&セビージャが2勝目を挙げる

このエントリーをはてなブックマークに追加
アトレティコとともに首位バルサを追走

 14日にリーガエスパニョーラ第3節がスペイン各地で開催された。バレンシアは本拠地メスタージャでのエスパニョール戦を3-1で制している。

 選手時代、デポルティボでロッカールームを共有したバレンシアのヌノ監督、セルヒオ・ゴンサレス監督が指揮官として対峙したこの試合。バレンシアは開始から主導権を握り、7分に先制点を記録する。ピッチ中央からボールを持ち込んだアンドレ・ゴメスが右サイドを走るロドリゴにパスを送り、ライン際まで侵入したブラジル出身FWの折り返しからピアッティが2戦連続弾を決めた。

 バレンシアはその後、右サイドのロドリゴを中心に鋭い攻撃を仕掛け、エスパニョールの反撃はオタメンディを中心とした堅守で跳ね返し続ける。そして64分、アルバロのクリアミスを拾ったパレホが、右足のシュートを枠の左に沈めて加点。さらに79分には、ロドリゴとの交代で投入されたフェグリが右サイドを突破し、同選手のお膳立てからパコ・アルカセルが得意のワンタッチシュートで今季2点目を記録した。

 90分にはハビ・フエゴがセルヒオ・ガルシアを倒してPKを献上し、これをS・ガルシア自身に決められたバレンシアだが、2点リードのまま終了のホイッスルを迎えている。連勝で勝ち点を7としたバレンシアは、唯一全勝を収めている首位バルセロナと勝ち点2差で追走。エスパニョールは第3節までで勝ち点1を得るにとどまり、出だしでつまずいている。

 一方、セビージャは本拠地サンチェス・ピスファンでのヘタフェ戦で2-0の勝利を収めた。

 開幕節にベト、第2節にバルボサが負傷し、カンテラーノのセルヒオ・リコにGKを務めさせたセビージャだが、ヘタフェをゴールに寄せつけることなく43分に先制点を獲得。クリチョビアクがGKグアイタに顔面を叩かれたとしてPKを獲得すると、キッカーのバッカがこれを冷静に決めた。

 後半もボールを保持するセビージャは78分、CKからアレクシスにバイシクルシュートを放たれるも、S・リコがファインセーブを見せて失点を回避。直後に仕掛けたカウンターからアレイクス・ビダルが今季2点目を決め、ヘタフェに引導を渡した。セビージャはバレンシア、アトレティコ・マドリーと同様に勝ち点を7に重ね、ペドロ・レオンの去就問題に揺れるヘタフェはここまでの成績を1勝1分1敗としている。

 ロス・カルメネスでのグラナダビジャレアルはスコアレスドローで終了している。

 ジオバニ・ドス・サントス、イケチュク・ウチェを負傷で欠いたビジャレアルは、DFとMFのライン間を狭めたグラナダの組織的な守備を切り崩すことができず。またジャウメ・コスタ、ジョキッチ、ドラードの不在により、カンテラーノのアドリアーノ・マリンをサイドバックに起用した左サイドから攻め込まれ、GKセルヒオ・アセンホの攻守もあって何とか勝ち点1を持ち帰った格好となった(マリンは77分にルカビナと交代)。

 ビジャレアルの開幕から3試合の成績は1勝1分1敗。なおこの試合では、ブルーノがプロ通算300戦目の出場を果たしている。リーガ2部降格時にバレンシア移籍を断り、ビジャレアルの昇格に尽くした背番号21だが、300試合の内訳はリーガ1部195試合、2部36試合、コパ・デル・レイ31試合、チャンピオンズリーグ14試合、UEFAカップ29試合、インタートトカップ1試合、スペイン代表戦4試合となっている。

 バジェカスでのラージョエルチェは3-2でエルチェが勝ち点3を獲得。エスクリバ監督のチームは36分、FKの名手エドゥ・アルバカルが、リーガ1部で初めてその形からネットを揺らして先制。44分にはカクタの同点弾を許したものの、55分にジョナタス、69分にモスケラが加点して突き放し、反撃を91分のブエノのPKだけにとどめた。エルチェはラージョに先んじて今季初勝利を収め、勝ち点を4とした。

▼関連リンク
リーガ・エスパニョーラ2014-15特集
世界のサッカー情報はgoal.com

TOP