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かつてジェラード獲得に迫ったモウリーニョ 「リバプール残留は正しかった」

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「スリップ」揶揄のチャントは望まず

 チェルシージョゼ・モウリーニョ監督は、かつてリバプールMFスティーブン・ジェラードの獲得に迫っていたことを振り返りながらも、同選手がリヴァプールに残った決断は正しかったとの考えを述べた。

 モウリーニョ監督はチェルシーを一度目に率いた2005年当時にジェラードの獲得に近づいていたと見られる。21日に行われるキャピタル・ワン・カップ準決勝ファーストレグでのリバプールとの対戦を前に、チェルシー指揮官が述べたコメントをイギリスメディアが伝えた。

「我々はあらゆる手を尽くし、(ジェラード獲得まで)もう少しのところだった。クロード・マケレレ、ジェラード、フランク・ランパードの中盤を夢見ていたよ」

 結局リバプール残留を選んだジェラードは、現在に至るまでリバプール一筋でプレー。今季終了後には退団し、ロサンゼルス・ギャラクシーへ移籍することになった。

「彼の関係者たちは、チェルシーのようなトップチームへの移籍に前向きだった。だが私個人には、彼は(チェルシーに)来るとは一度も言わなかった。彼はいつも"レッド"だったし、その決断は正しいものだったと思う」

「彼は一生のうちにリヴァプール相手にゴールを決めることは決してないと言っていた。素晴らしい言葉だと思う。彼がチェルシー加入にほぼ近づいていた理由は分かるが、彼は来なかった。私はそのことを強く尊重する」

 昨シーズン終盤の対戦ではジェラードが痛恨の「スリップ」を犯し、リヴァプールが悲願のプレミアリーグ優勝を逃す一因となった。だがモウリーニョ監督は、チェルシーファンがジェラードを揶揄するチャントを歌うことはやめるべきだと呼びかけている。

「うちのファンたちが歌うあの歌は、私はまったく好きではない。1度や2度なら面白いかもしれないが、尊敬に値する彼のような選手に対して何度も何度も繰り返すのは不要なことだと思う。ほかにも歌はたくさんある。その1つがなくても構わないだろう」

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