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ロイスが契約延長を語る 「もうドルトムントを離れない? そうじゃなければ延長していない」

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 ボルシア・ドルトムントMFマルコ・ロイスが、ドイツ『キッカー』のインタビューで、クラブとの契約延長について話した。最後までドルトムントでプレーする覚悟をうかがわせている。

 以前から去就が騒がれていたロイスだが、今月に入ってドルトムントとの契約を2019年まで延長した。今季深刻な不振に陥ったドルトムントでのプレーを続ける決断に至った理由を、ロイスはインタビューで次のように述べている。

「第一には、チームやこの環境を居心地良く思っていること。選手として、ものすごく大事だよ。それに、過去数年の僕らは大きな成功を手にしており、向上心が高いんだ。すべてがうまくいかない時期もあるものさ」

「でも、みんながこの状況を変えようと頑張っており、一人ひとりが貢献する姿に心を打たれた。不振の中でドルトムントが内部や外部に見せた落ち着きぶりは、このクラブの強みを示している」

 居心地の良さは、タイトル獲得より重要なのかと問われると、ロイスは次のように答えた。

「アーレンや(ボルシア・)メンヒェングラッドバッハでも同じだった。自由を感じられれば、自分のパフォーマンスを一番引き出せる。今はドルトムントでそういう気持ちなんだ。自由だと感じている」

 だが、タイトル獲得を目指しているのは当然だ。

「そう願わない人はいないだろう。以前も、これからも、それが大きな目標だよ。(優勝したら)この街がどうなるかを経験したいんだ。そのためにすべてを尽くす。いつか、僕たちがそれを成し遂げる日が来ると強く信じているよ」

 移籍先として噂されていたレアル・マドリー、バイエルン・ミュンヘン、バルセロナでは、それは難しいことなのだろうか。

「ほかがどうかを想像しても、あまり意味はない。ドルトムントが僕にとってベストだから、こうやって決めたんだ。ドルトムントは僕の故郷だし、家族や友達が住んでいる。サッカーの後の人生というものもあるからね」

 ドルトムントからマドリーへ移籍したMFヌリ・シャヒンや、マンチェスター・ユナイテッドに移籍した香川真司は、必ずしも成功したとは言えないかもしれない。彼らはドルトムントに戻ってきた。バイエルンへ移籍したFWロベルト・レヴァンドフスキも、以前と同じ輝きを見せられていない状況だ。こういったことも、ドルトムントとの契約延長に影響したのだろうか。

「それは考えていない。みんな、それぞれのキャリアに関して自分で責任を持っている」

 ロイスはドルトムントとの契約延長が「人生の決断」だと話したが、ドルトムントからもう離れることはないという意味だろうか。

「そうじゃなかったら、2019年まで延長していないよ。本当に、今の僕の視点からは、そうじゃないケースを考える理由がないんだ」

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