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原口のリーグ戦初得点を喜ぶ地元メディア、「泥臭いゴールも決める」

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 ヘルタ・ベルリンは14日のブンデスリーガ第25節、シャルケ戦を2-2で引き分けた。リーグ戦初ゴールを決めたFW原口元気に対し、地元メディアは「華麗なドリブルだけではなく、泥臭いゴールも決められる」と評価の言葉を向けている。

 ヨス・ルフカイ前監督の下でMF細貝萌はレギュラーを張り、原口もしばしば出場機会を得ていたが、第20節前にパル・ダルダイ監督がチームの手綱を握ると状況は変化。残留争いに巻き込まれたチームで細貝はベンチ外となり、原口は5試合連続でベンチから出場機会を待ち続けた。

 そして指揮官はシャルケ戦で、69分に負傷交代を余儀なくされたDFファビアン・ルステンベルガーの代わりに原口を投入。その原口が81分にMFバレンティン・シュトッカーが放ったシュートのこぼれ球を押し込み、チームに2-1の勝ち越しゴールをもたらした。

 ドイツ『ベルリーナ・クリール』は、ヘルタのフィールドプレーヤー全員が原口に駆け寄り、ゴールを喜んだ場面を振り返って、「この試合を象徴するものになり得た」と記している。強豪シャルケに対して勝利に迫っただけではなく、「原口自身にとってものすごく大事だった」からだ。

 同メディアは原口について、「ルフカイ前監督の下では多くの出場機会が与えられ、スピーディーなランが目立ったが、1アシストという結果しか出せなかった」とし、一方でダルダイ監督の下では「ドリブルからより効果的なプレー」を求められていると記載。指揮官のその要求に対して、原口は「華麗なドリブルだけではなく、泥臭いゴールを決められることも示した」とのことだ。

 アディショナルタイムには追いつかれてしまい、白星を逃したヘルタは14位と順位に変動なし。次節は15位につける残留争いのライバル、ハンブルガーSVと対戦する。初ゴールを機に、原口の出場時間は増えるのだろうか。


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