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不振に怒るミランファンが驚きの呼びかけ 「試合を観にいくな」「グッズは買うな」

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 不振が続くミランのウルトラスが、怒りの声を上げた。サポーターに対し、21日のセリエA第29節カリアリ戦に観戦に行くべきではないと呼びかけた。さらに公式グッズも購入すべきではないと主張している。イタリアメディアが報じた。

 セリエAで10位と欧州カップ戦出場権獲得が厳しくなり、2シーズン連続で落胆する結果に終わりつつあるミラン。サポーターが不満を抱くのは当然だ。

 本拠地サン・シーロのゴール裏スタンドに陣取るウルトラス「クルヴァ・スッド」のメンバーたちは、サポーターがクラブに対して非常に厳しい姿勢を見せなければいけないと考えているようだ。

「我々は全員に、カリアリ戦でスタジアムを空にすることを呼びかける。だが、それだけではない。あらゆる公式グッズの購入もやめるように呼びかける。『カーザ・ミラン』に行くことを避け、この日はあらゆる活動をやめるんだ。彼らは完全に孤立しなければならない。この数年間であまりに何度も我々がそう感じさせられてきたように」

 別のサポーターグループも、スタジアムには行くとしつつ、応援の横断幕を掲げることはしないと発表している。カリアリ戦で4試合ぶりの勝利を取り戻したミランだが、ホームゲームにもかかわらず、難しい雰囲気での試合となるかもしれない。

 なお、「クルヴァ・スッド」はシルビオ・ベルルスコーニ名誉会長への質問も公表。次のように疑問をぶつけている。

「補強で立ち止まっても無意味だ。我々はサポーターとして明確にされることを望んでいる」

「かつての栄光に戻ると約束し、始めたプロジェクトを数カ月で捨てるなど、我々を煙に巻こうとするのか。からかわれたと感じないために、我々は本当に知りたいと思っている」

「クラブ売却の話はどこまで本当なのか。部分的にクラブを売り、この閉塞状況のままでいるつもりなら、完全にクラブを売り、別の人間が状況を掌握できるようにするべきではないか」

「まだミランを世界の頂点に戻そうという気がどれくらいなのか。会長が29年間でやってきたことに感謝はしているが、今の我々はもうどん底にたどり着いた」

「まだミランとつながり、ベルルスコーニファミリーで進めるつもりなのか。その選択を支持するのは、一つの基準がある場合だ。別の人間に邪魔をさせずにあなたの娘(バルバラ・ベルルスコーニ)にクラブを委ね、ミランとミラン再建のための財布がある場合だけだ」

「あなたはまだ、初日と同じようにこのチームを愛しているか?」

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