22日に行われたセリエA第28節の試合で、ユベントスはジェノアに1-0の勝利を収めた。見事な決勝ゴールを記録したFWカルロス・テベスに、対戦相手も惜しみなく賛辞を贈っている。

　テベスは前半25分、PA手前でボールを受けると縦へ突進して相手2人を抜き去り、強烈な右足シュートでニアサイドの上を射抜いて先制ゴール。これがそのまま決勝点となった。

　ジェノアのジャン・ピエロ・ガスペリーニ監督は試合後、テベスを称賛して次のようにコメントした。イタリア『トゥットスポルト』が伝えている。

「まさに彼のゴールが試合の均衡を崩した。テベスが違いを生んだんだ。相手をかわして少しスペースが空くと、すぐに強烈なシュートを叩き込んだ。こういうことは偉大なチャンピオンたちがやるものだ」

　同じアルゼンチン出身のMFディエゴ・ペロッティは、得点ランクでも首位に立つテベスをリーグ最高の選手と称賛した。

「とんでもないゴールを決めたね。セリエAで最高の選手だと思うよ。アルゼンチンでもイングランドでもずっと彼のプレーを見てきたし、今はイタリアだ。彼はキャリアの中で最高のレベルに戻りつつあると思う」

　だが、負傷したマッティア・ペリンに代わって出場したGKエウジェニオ・ラマンナはテベスを止めることに成功。後半にジェノアはPKを取られたが、ラマンナがテベスのシュートコースを読んで2点目は許さなかった。

「こういうケースではいつもちょっとした運も必要だ。PKキッカーを研究することもね。テベスが怪物であることに変わりはないし、数字がそれを物語っている。彼のゴールは矢のようで止められないものだったよ」

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