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スウェーデンのアマチュアクラブ、独エアバス墜落機への搭乗を奇跡的に免れる

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 スウェーデンのアマチュアサッカークラブのダルカードの選手、スタッフらが、24日に墜落事故に遭ったドイツの格安航空会社ジャーマンウィングスの9525便への搭乗を、直前で変更していたことが分かった。『デイリーメール』など、複数メディアが伝えている。

 カタルーニャ遠征を終えたダルカードのイレブンは、ドイツ・デュッセルドルフ経由でスウェーデンに戻るために、同飛行機への搭乗を予約していた。だが、デュッセルドルフでの待ち時間が長くなることを懸念して、直前でチューリヒやミュンヘンを経由する飛行機に変更していたのだという。

 墜落事故の報道を受けて、クラブには多くの安否確認をする電話やメールが殺到した。GKフランク・ペターションはツイッターを更新し、「連絡を取ろうとしてくれているみなさんへ。我々はみんなもう家にいて無事です。別の飛行機に乗っていました。亡くなられた方のご冥福をお祈りいたします」とコメントした。

 クラブ幹部のコメントを聞くと、それがさらに奇跡的だったことが良くわかる。スポーツディレクターのアディル・キジル氏は、スウェーデン『Aftonbladet』に対し、「北欧に向かう飛行機は同時刻に4便あった。本当は墜落した飛行機に乗るはずだったが、ほかの3本の便に変更したんだ。本当に幸運、非常に幸運だということがよく分かるだろう」と話している。

[写真]ジャーマンウィングス社が所有する同型機

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