[3.29 EURO予選第5節 スコットランド6-1ジブラルタル]

　EURO予選は29日、各地でグループステージを行い、グループDではスコットランド代表とジブラルタル代表が対戦した。今回から初めてEURO予選に参戦しているジブラルタル代表が、5試合目にして嬉しい初ゴールを記録。しかし、試合には1-6で敗れている。

　W杯出場8回、EURO出場2回のスコットランドと対戦したジブラルタルは、前半18分にPKを与えると、MFショーン・マローニーに先制点を決められてしまう。しかし、その1分後、大半がアマチュア選手のジブラルタルが歴史をつくる。本職は法律家のアーロン・パジャスからのパスをPA内で受けた警察官のFWリー・カシアロがゴールを決めて、試合を振り出しに戻した。

　ジブラルタルにとって、歴史的な公式戦での初ゴール。だが、喜びは長く続かなかった。前半29分にFWスティーブン・フレッチャーに勝ち越しゴールを許すと、同34分には再びPKをマローニーに決められる。その後もフレッチャーに2点を決められハットトリックを達成されるなど、最終的には1-6で大敗した。

　5節を終えて5連敗という結果のジブラルタルが、勝ち点を得るのはまだ先になりそうだが、格上相手から決めた初ゴールは称賛されてしかるべきだろう。なお、ジブラルタルに勝利したスコットランドは、勝ち点を10に伸ばし、グループD首位のポーランドと勝ち点差1の3位になっている。

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