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ケインのU-21欧州選手権出場を望むサウスゲート 「良い経験になる」

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 U-21イングランド代表のガレス・サウスゲート監督は、今年6月にチェコで開催されるU-21欧州選手権にトッテナムFWハリー・ケインを出場させたいという意志を明確にしている。A代表のロイ・ホジソン監督も賛同しているようだ。

 昨年までU-21代表でプレーしていたケインだが、今季トッテナムで大ブレークを果たし、先日のEURO2016予選リトアニア戦でA代表にデビュー。交代出場からわずか79秒で初ゴールも記録して自身のデビューに花を添えた。

 A代表に定着した選手の場合、年代別代表には招集されなくなるケースも多い。ケインにもその可能性があるのではないかと見られたが、A代表への完全な「昇格」は夏の大会を終えてからとなるようだ。サウスゲート監督のコメントをイギリス複数メディアが伝えている。

「A代表が(EURO2016予選の)グループで良い位置にいることはロイ・ホジソンも私も分かっている。この夏にチェコでの経験をすることが、(A代表の)2試合よりもハリーにとってプラスになると彼も感じているよ。今から6月までの彼のパフォーマンスにかかわらず、絶対にそうだ」

「夏に(U-21)欧州選手権を戦う経験をすれば、選手たちにとってはA代表へ行くための最高の準備になる。我々は今でもそう感じている。ハリーにとっても同じことだ」

 一方で、クラブと代表チームの相次ぐ試合による負担への懸念から、トッテナムのマウリシオ・ポチェッティーノ監督はケインのU-21欧州選手権欠場を求めていた。最終的にはサウスゲート監督との相談の上でケイン自身の決断に委ねられると見られる。

 U-21欧州選手権は6月17日から開幕。イングランドA代表は6月7日にアイルランドとの親善試合、14日にEURO2016予選のスロベニア戦を予定しているが、ケインがU-21代表でプレーする場合にはこの2試合への参加は見送ることになる。

 一方、今月31日にはトリノでイタリア代表との親善試合が行われる。攻撃陣に離脱者も出る中、ケインはA代表での初先発が期待されている。

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