リバプールMFスティーブン・ジェラードは、16日のプレミアリーグ第37節クリスタル・パレス戦で、本拠地アンフィールドでの最後の試合に臨む。レジェンドとなったキャプテンは、ラストゲームが終わったら涙を流すかもしれないと語った。

　今季終了後にリバプールを退団し、ロサンゼルス・ギャラクシーに移籍するジェラードは、イギリス『スカイ・スポーツ』で次のように述べている。

「普段の僕は感情的になっても涙を流さない。普段は抑えるんだ。でも、どうなるかは様子を見よう。涙を流すことが恥だとは、僕は思わない」

「本当に試合を楽しみにしているし、アンフィールドでのラストゲームに勝ちたいと思っている。ゴールを決められたらボーナスだね。でも、試合が終わり、ファンにお別れを告げるときになったら、僕だけじゃなく、家族も感情的になるだろう」

　パレス戦が終われば、アンフィールドで公式戦を戦うことはなくなる。ジェラードは気分が落ち込むだろうと語った。

「日曜はきっと、飲まなくても二日酔いだろうね。二度とここで公式戦を戦わないと知って、少し落ち込むはずだ」

「僕はここでプレーするのが好きだった。キャリアのあらゆる瞬間を愛している。自分がやってきたことを誇りに思っているよ。笑顔を見せるけど、自分の中の一部は悲しみ、落ち込むはずだ」

　ジェラードにとって最も悔しいことの一つが、プレミアリーグで優勝できなかったことだ。昨季はタイトルに近づいたが、チェルシー戦でジェラードがスリップしたことも響き、トロフィーに届かなかった。

「あと2週間で終わり、振り返ったときに、あれがキャリアのどん底だったと思うのは確かだろう。リーグ戦は38試合の勝負だ。でも、僕はバカじゃない。あれが大きな瞬間だったことは分かっている。でも、僕は常に責任を負うし、耐えるよ。僕はそうしてきた」

「17年という時間で、僕は自分が何者かを示してきたと思う。ファンは一つの瞬間ではなく、その17年間で僕をリスペクトしてくれるはずだと思っているよ」

　夏からはアメリカで新たな冒険が始まる。

「素晴らしい挑戦だ。35歳になる僕にとっては、より少ないプレッシャーの中で、より多くの時間を家族に費やしながら、2年を楽しむ良いチャンスとなる」

「でも、僕はまだ良いコンディションにあるよ。まだサッカーを楽しんでいるし、スタメンでサッカーをプレーし、アメリカでトロフィーを争うことができるはずだ」

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