マンチェスター・ユナイテッドの守護神、スペイン代表GKダビド・デ・ヘアのレアル・マドリーへの移籍が濃厚となっているようだ。『マルカ』など複数メディアが個人合意に達したと伝えている。

　デ・ヘアは2011年夏にアトレティコ・マドリーからマンチェスター・ユナイテッドに移籍。スペインの世代別代表で守護神として活躍し、12年にはロンドン五輪にも出場した。14年にはスペイン代表デビュー。GKイケル・カシージャスの後継候補の筆頭にいる。そして、レアルでも定位置を争うライバルになりそうだ。

　ただ、カシージャスが放出される可能性も出てきている。2017年までの契約を結んでいるカシージャスだが、一部からパフォーマンスに批判の声が挙がるなど、周辺も騒がしくなっている。

　しかし、デ・ヘア獲得が完全に決まったわけではない。今後は放出を拒んでいるユナイテッドとの交渉が待ち受けている。特に問題は移籍金の折り合いで、ユナイテッドは最低でも4000万ユーロ(約54億6000万円)を要求する見込み。ただレアルは3000万ユーロ(約41億円)以下での獲得を望んでおり、交渉は難航するものと見られている。

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