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長友が3か月半ぶり先発も…インテル痛恨逆転負けでELほぼ消滅

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[5.23 セリエA第37節 ジェノア3-2インテル]

 セリエAは23日、第37節を行った。DF長友佑都の所属するインテルは、敵地でジェノアと対戦し、2-3で敗れた。3か月半ぶりの先発出場となった長友は、リーグ戦では昨年12月21日のラツィオ戦以来のフル出場を果たしている。

 戦前の予想通り、長友が先発メンバーに名を連ねた。長友の先発は負傷交代した2月8日のパレルモ戦以来、約3か月半、104日ぶりとなった。長友は左SBに入ると、開始1分でゲームファーストシュートを放つなど、積極的な姿勢を見せた。

 試合はシーソーゲームになった。まずは前半19分、インテルはMFエルナネスの左クロスに競り勝ったFWマウロ・イカルディが、こぼれ球を自ら押し込み先制に成功する。しかしジェノアも同24分、FWレオナルド・パボレッティが豪快な反転シュートを決めて、同点に追いついた。

 前半30分にはインテルが突き放す。イカルディのスルーパスで抜け出したFWロドリゴ・パラシオがGKとの1対1を冷静に制して、再びリードを奪う。それでもジェノアは同44分、相手GKとDFの連携ミスを突くと、最後はFWマクシム・レスティエンヌが冷静に流し込み、前半のうちに試合を振り出しに戻した。

 後半に入ると一転、試合は緊張状態に入る。後半13分にはパラシオがエリア内に侵入。切り返しでDFをかわすが、滑った相手に釣られたかのように滑ってしまい好機を逸する。同30分にはMFマテオ・コバチッチとMFマルセロ・ブロゾビッチの立て続けのシュートが、ポスト、クロスバーに嫌われた。

 すると後半44分、ジェノアがFKからMFユライ・クツカがヘディングで合わせて、この日初めての勝ち越しに成功した。

 来季EL出場圏内を狙うインテルにとって、圏内の6位にいるジェノアは絶対叩かなければいけない相手だった。しかし痛恨の逆転負け。最終節を前に順位上の来季のEL出場権が消滅した。ジェノアはUEFAライセンスの発行がされておらず、圏内に入ってもEL出場が認められない可能性があるが、繰り上がり出場も厳しくなってしまった。


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