日本代表MF本田圭佑の所属するミランが、フィリッポ・インザーギ監督の解任をまもなく発表するようだ。イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が報じている。

　同紙によると、インザーギ監督はアドリアーノ・ ガリアーニ副会長ら幹部と昼食をともにし、その際に解任を告げられた模様。今季ミランは、リーグ戦で13勝13分12敗の10位で来季のヨーロッパリーグ(EL)出場権を逃していた。

　後任については、シニシャ・ミハイロビッチ氏が濃厚となっている。現在交渉中で週明けにも公式発表されるという。ミハイロビッチ氏は、昨季途中にサンプドリアの監督に就任。当時19位と低迷していたクラブを復活させ、セリエA残留に導くと、今季はチームを7位にまで引き上げ、来季のEL出場権を獲得していた。しかし、今月1日に退任が発表され、3日にはミランのシルビオ・ベルルスコーニ名誉会長とアドリアーノ・ガッリアーニCEOとの会談が報じられていた。

　また、ミハイロビッチ氏は現役時代、類まれなるFKの名手として名を馳せ、ローマやサンプドリア、ラツィオ、インテルなどで主にセリエAでプレー。ラツィオに所属していた1998年12月18日のサンプドリア戦ではFKのみでハットトリックを達成したこともあった。ミハイロビッチ氏が新指揮官に就任し、本田がミラン残留となれば、FKの名手から直接指導を受けることができるだろう。

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