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シャビ、マドリー退団の盟友カシージャスを称賛「彼のリーダーシップは生来のもの」

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 アルサッドMFシャビ・エルナンデスが、レアル・マドリーを退団した盟友GKイケル・カシージャスに称賛の言葉を寄せている。

 スペイン代表の育成年代から友情を育み、互いを支え合う模範的な関係から、2012年にはアストゥリアス皇太子賞のスポーツ部門を受賞したカシージャス&シャビ。マドリーとバルセロナに所属していたスペインの英雄2人は、同時期に最愛のクラブを離れることになった。

 シャビは盟友のマドリー退団に際して、スペイン『マルカ』に文章を寄稿。カシージャスが生来のリーダーであったことを強調した。

「U-17ワールドカップを前にイケルと巡り会った。僕は彼より1歳年上で、それまでは彼と一緒になったことはなかったが、それ以降は一度も離れはしなかったね。U-17、U-18、U-20…。シドニー五輪にイケルは参加しなかったが、彼はすでにフル代表に招集されていた。そしてフル代表で一緒になった僕たちは、EUROを2回、ワールドカップを1回勝ち取ることになったんだ」

「イケルに対しては大きな愛情を感じていることを認めなくてはならないし、僕たちの間には素晴らしい友情があると思っている。僕たちは長い間一緒だった。良い時期も悪い時期もともに過ごしたんだ。彼は愛されるべき人間だ。冗談好き、ひょうきん、誠実、競争的、じつに競争的…。誰かをからかっても、そこには敬意が存在していた。そして彼は良識にかなった判断を下すんだ」

 シャビはジョゼ・モウリーニョ現チェルシー監督がマドリーを率いていた時期に、マドリーとバルセロナの間にかつてない緊張が走ったことにも触れている。カシージャスがシャビに和解の電話をかけたのは有名なエピソードだ。

「マドリーとバルセロナの間に問題が生じ、それがさらに深刻なものになると感じたとき、彼は僕に電話をかけてこう言った。『“ペロポ”(彼は僕のことをそう呼ぶ)、僕たちがこの問題を解決しなくてはならない。僕たちは苦しみ抜いてきたが、すべてが台無しになることは避けなければならない』とね」

「もしイケルが動かなかったら、あの一件がどのような結末を迎えていたかは分からない。彼は団結を促せる人間であり、グループに貢献できる。彼のリーダーシップは生来のもので、そこに不自然なことは何もない」

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