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4年越しの悲願を語るバイエルンCEO 「当時加入を断ったのはビダルではなくクラブ」

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 バイエルンは、ユベントスMFアルトゥーロ・ビダルの獲得に近づいている。4年前にもバイエルンは、当時レバークーゼンに所属していたビダルの獲得に動いていたという。16日、中国ツアーに向かう空港でのカール・ハインツ・ルンメニゲCEOのコメントを、各メディアが伝えている。

 ビダルの移籍がすでに合意に達したという報道について、ルンメニゲ氏は「我々の関心は否定しないが、すべてがすでにまとまっているとの報道は正しくない」とコメント。ただし、「関心は抱いているが、移籍契約や選手との契約はまだだ。もう少し辛抱しないといけない。だが、最終的には彼が我々の下に来ることを望んでいる」と、コメントしている。

 獲得を狙うのは今回が初めてではない。ビダルがレバークーゼンに所属していた4年前にも、バイエルンは獲得に動いていた。しかし、ビダルはユベントスへ移籍してしまう。当時、ルンメニゲ氏は「ビダルが加入しなかったことはまったく残念に思わない。彼のようなプレーヤーはバイエルンで見たくないね」と、怒りのコメントを発していた。

 なぜ、そこまで心変わりしたのか。その理由を、ルンメニゲ氏はこう明かしている。

「1年前から、かつてレバークーゼンで働いていたミヒャエル・レシュケが我々のクラブに加わっている。彼は当時の真相をすべて教えてくれたんだ。レバークーゼンは、ビダルがバイエルンに移籍することをとにかく避けたかったようだ」

「(当時のバイエルン監督)ユップ・ハインケスはビダルを欲しがっていた。我々は彼の獲得に力を入れたが、選手本人がバイエルン移籍を望んでいないと伝えられたんだ。 だが、それは事実ではなく、レバークーゼンはビダルがバイエルンに向かうことを避けるために、より高額だった我々の獲得オファーを断ったということだ」

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