フランクフルトMF乾貴士のスペイン移籍はないということだろうか。乾が移籍した場合の代役候補となるドルトムントMFケビン・グロスクロイツについて、ドルトムントのディレクターは具体的なオファーが届いていないことを明言した。

　グロスクロイツは昨季、調子を落としてドルトムントでの出番を減らしていた。もともとクラブの大ファンで、生え抜きのグロスクロイツではあるが、試合出場のために移籍を考慮していると伝えられてきた。

　移籍する場合、候補になりそうなのが同じブンデスリーガのフランクフルトであるという。鍵となるのは乾だ。今季から再びチームを預かるアルミン・フェー監督の前回在任時、乾は出場機会を一気に減らしていた。出場機会を考慮する乾にはスペイン移籍の可能性が浮上しており、その退団が現実となった際の代役候補がグロスクロイツになるという。

　これまでは、すでにフランクフルトがグロスクロイツの代理人に接触したと伝えられてきた。だが今回、ドルトムントのミヒャエル・ツォルクSD(スポーツディレクター)は、ドイツ『ビルト』に、「オファーはない」と語った。

　現在、グロスクロイツはドルトムントのU-23チームでプレーしている。一方、乾はブンデスリーガ開幕戦のヴォルフスブルク戦で先発していた。

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●2015-16シーズン欧州移籍情報