beacon

バイエルンは「ゲルマン魂」を失いつつある? ドイツ人選手減少との指摘にペップは反論

このエントリーをはてなブックマークに追加

 バイエルンを率いるジョゼップ・グアルディオラ監督は、クラブがドイツのメンタルを失いつつあるとの指摘に納得できないようだ。

 グアルディオラ監督が就任してからスペイン語圏出身の選手が急増したバイエルン。過去に同クラブを率いたオットマー・ヒッツフェルト氏は、7月にドイツ『キッカー』のコラムで「バイエルンは国外の選手を獲得しすぎないことに注意しなければいけない」と記し、「バイエルンのチーム内における主要言語はドイツ語であるべき」と求めていた。

 ヒッツフェルト氏は先日、『スカイ』でもこの「問題」を再び指摘した。

「トニ・クロースやバスティアン・シュバインシュタイガーが去った。その代わりにシャビ・アロンソやアルトゥーロ・ビダルといった非常に優れた選手たちがやって来たが、ちょっとドイツの市場から遠ざかっているね。私はそれを問題視しているんだ。外国人の選手を多く獲りすぎ、ドイツのメンタルが少し失われるかもしれないね」

 21日の会見で、グアルディオラ監督は次のように反論した。『AZ』など複数メディアが伝えている。

「私はドイツのメンタルを勉強するためにここにいる。私はカタルーニャ人なので、ドイツのメンタルを持っていないんだ。このことは長い間、話題となっているね。私はベストを尽くしている。この我々のクラブのために、レベルを維持するために、そしてユップ・ハインケスのように三冠を達成するために」

「オットマー・ヒッツフェルトが率いたチャンピオンズリーグ決勝(2001年5月)のチームにはドイツ人は4人しかいなかった。今の我々のスタメンにはドイツ人選手がより多くいる。私はベストを尽くしていたし、今もベストを尽くしている」

 実際のところ、先週末のブンデスリーガ開幕節ハンブルガーSV戦でグアルディオラ監督はGKマヌエル・ノイアー、DFイェレメ・ボアテング、DFフィリップ・ラーム、FWトーマス・ミュラーの4人のドイツ人選手を先発起用していた。ヒッツフェルト氏が率いた頃のチームのドイツ人選手の割合が現チームを上回っていたのは確かだが、それほど大きな差はなかったと言える。


●ブンデスリーガ2015-16特集
世界のサッカー情報はgoal.com

TOP