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武藤のヘッドはクロスバー直撃も…ダメ押し演出で勝利貢献

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[9.18 ブンデスリーガ第5節 マインツ3-1ホッフェンハイム]

 ブンデスリーガは18日、第5節1日目を行い、FW武藤嘉紀の所属するマインツはホームでホッフェンハイムと対戦し、3-1で逆転勝ちした。武藤は1トップで4試合連続の先発出場を果たし、後半31分までプレー。ヘディングシュートがクロスバーに当たるなど無得点に終わったが、3点目を演出するクロスを入れ、2試合ぶりの勝利に貢献した。

 立ち上がりからホームのマインツが積極的な入りを見せたが、先制したのはホッフェンハイムだった。前半13分、カウンターからMFオイゲン・ポランスキのスルーパスに抜け出したMFジョナタン・シュミットがGKとの1対1から冷静に右足で流し込み、ワンチャンスを生かした。

 マインツもすぐさま同点に追いつく。前半18分、ハイボールに競った武藤が粘り、こぼれ球を拾ったMFクリスティアン・クレメンスのラストパスにMFユヌス・マリが反応。切り返しから右足でニアサイドを破り、マリの3試合連続ゴールで試合を振り出しに戻した。

 前線で精力的に動く武藤は前半40分、体を入れ替えようとしたところで後方からDFファビアン・シェアに倒され、FKを獲得。シェアにはイエローカードが提示された。ホッフェンハイムは後半開始からシェアに代えてDFエルミン・ビチャクチッチを投入したが、後半4分にはビチャクチッチも武藤を倒して警告を受けた。

 マインツは後半8分、クレメンスの右CKにニアサイドで武藤が合わせたが、ヘディングシュートは惜しくもクロスバーを直撃。武藤の2試合ぶりゴールはならなかったが、後半16分、マリが右45度の位置から鮮やかな左足ミドルをゴール左上隅に叩き込み、2-1と逆転に成功した。

 さらに後半23分、武藤がスルーパスに抜け出し、左サイドを深くえぐってマイナスのクロス。クレメンスがスルーし、マリが左足でシュートを打つと、一度はDFのブロックに阻まれたが、こぼれ球をマリが右足で押し込んだ。マリのハットトリックで3-1。武藤は後半31分にベンチへ下がったが、試合はそのままタイムアップを迎え、2試合ぶりの勝ち点3を獲得した。ホッフェンハイムは2連敗。開幕から1分4敗と、いまだ勝利を挙げられずにいる。

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