ミランは26日のセリエA第6節で、ジェノアと敵地で対戦する。シニシャ・ミハイロビッチ監督は、3連勝を飾ることの重要性を強調した。

　パレルモ、ウディネーゼを相手に2試合連続で3-2と勝利したミラン。ミハイロビッチ監督は前日会見で、次のように述べている。イタリアメディアが伝えた。

「ジェノア戦に勝つことは非常に重要だ。一週間で勝ち点9を挙げることができれば、ナポリ戦に向けても良い糧となるからね。これまでのようにプレーし、守備を改善すれば、我々は勝ち点3を挙げることができるはずだ」

「ミランがスクデットのダークホースとなるか?　ミランはミランだ。決してダークホースではない。我々の目標は、チャンピオンズリーグ出場権獲得だ。その位置にたどり着いたら、そこからスクデットについて考えよう。今じゃない」

　ジェノア戦では、ウディネーゼ戦で活躍したFWマリオ・バロテッリが、FWルイス・アドリアーノとのコンビで先発出場すると予想されている。FWカルロス・バッカはベンチスタートのようだ。

　前節の活躍でバロテッリを称賛する声が高まっているが、ミハイロビッチ監督は次のように釘をさしている。

「バロテッリがうまくやれば、誰よりも私はうれしい。だが、彼が変わったかどうかに私の功績はあまり関係ない。彼の功績だ。彼はこれが崖っぷちだと分かっているんじゃないかな。今は私が期待したとおりにやっている」

「だが、まだ総括するには早い。それはシーズン後にするものだ。バロテッリは選手としても人としても成長した。だが、あまりほめすぎる必要はない。彼もまたプロであり、プロとして振る舞わなければいけない」

　ジェノア戦ではMFアンドレア・ベルトラッチとMFユライ・クツカ、DFルカ・アントネッリの3選手が招集復帰を果たした。だが、ミハイロビッチ監督はスタメン起用するとは限らないと話している。イタリアメディアの予想では、ベルトラッチの先発出場が濃厚とされている。

　そのベルトラッチがスタメン入りすることで、MF本田圭佑は先発落ちとなるかもしれない。イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』や『milannews.it』は、本田がベンチスタートとなり、MFジャコモ・ボナベントゥーラがトップ下で先発すると予想している。

---

●欧州組完全ガイド
●セリエA2015-16特集