マンチェスター・ユナイテッドは8日、クラブ公式サイト内で実施したファン投票の結果、FWアントニー・マルシャルの移籍後初ゴールが9月のクラブ内最優秀ゴールに選出されたと発表した。

　19歳超新星が一気にユナイテッドのファンの心をつかんだようだ。今夏、モナコから10代の選手で史上最高額となる3600万ポンド(約66億円)の移籍金でユナイテッドに加入したマルシャル。FWウェイン・ルーニーでさえ、「マルシャルって誰?」と存在を知らなかった選手が、いきなりデビュー戦でその価値を証明してみせた。

　9月12日、ホームで行われたプレミアリーグ第5節リバプール戦。ベンチスタートとなったマルシャルは2点リードで迎えた後半20分にピッチに入った。チームは後半39分に1点を返されたが、その2分後の同41分、マルシャルが左サイドから中央に切れ込み、相手DFを華麗に交わして右足シュート。これが右サイドネットに突き刺さり、デビュー戦で移籍後初ゴールを決めた。

　試合後、ルイス・ファン・ハール監督は、「素晴らしいゴールだった。彼はフィジカル的にもプレミアリーグでプレーできる。そしてドリブルの技術も高い」と、デビュー弾のマルシャルを称賛。ファン投票でも得票率65%で、DFダレイ・ブリント(11%)やDFクリス・スモーリング(10%)を大きく突き放し、月間ベストゴールに選出された。

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