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クロップ:「私は神じゃない」 若手登用に積極的な姿勢

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 リバプールユルゲン・クロップ新監督への期待が大きいのは当然かもしれない。だが、同監督はすべての一瞬で変えることは不可能だと釘をさしている。

 ブレンダン・ロジャース前監督を解任したリバプールは、ドルトムントに黄金期をもたらしたクロップ監督を招へいした。プレミアリーグ初挑戦の指揮官には、大きな注目が集まっている。だが、クロップ監督はこのように述べた。イギリス『スカイ・スポーツ』が伝えている。

「私は神ではない。誰かがそのように思っているなら、次の日に『彼は水の上を歩けないね』と言うだろう。そして問題となる」

「リバプールのファンは長年待ち続けてきた。彼らの我慢が限界なのも理解できる。だが、1日で世界のすべてを変えることはできない」

 クロップ監督は10日、リバプールのU-18チームを視察した。若手の登用に積極的な姿勢をうかがわせている。

「若い爆発力は非常に興味がある。私があるクラブを率いるとき、若手は笑顔になるべきだ。それまで以上のチャンスがあるからね」

「ドアはかなり大きく開かれる。経験はあまり気にしない。もちろん、経験は重要なポイントだが、私にとって最も重要なポイントではないんだ」

 その例が、ドルトムントで飛躍を遂げ、現在バイエルンやポーランド代表でゴールを量産しているFWロベルト・レバンドフスキかもしれない。

「ポーランドの小さなクラブから選手を獲得し、その選手の今のプレーを見ると、最大の満足を覚えるね。当時と今の彼の違いは、まったく驚くべきものだ」

「彼の成長がすべて私のおかげだったと考えるほど、私は自信家じゃない。だが、私の役割も大きかったことはもちろんだね。我々はみんな、今のベストプレーヤーを知っている。明日のベストプレーヤーは知らない。だから、そのために仕事をすることができるんだ」


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