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新潟Sは長崎弾で先制も…後半に追いつかれ5戦勝利なし

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[10.19 Sリーグ第23節 ハリマウ・ムダ1-1新潟S]

 シンガポールリーグは16日、各地で第23節を行った。アルビレックス新潟シンガポールは敵地でハリマウ・ムダと対戦し、1-1で引き分けた。リーグ戦5試合ぶりの勝利を目指したが勝ち点1の獲得にとどまり、優勝争いへ向けて厳しい結果に終わった。

 前節バレスティア・カルサ戦は終始試合を支配しながらも終盤の一発で敗れてしまった新潟S。悪い流れを断ち切りたい新潟Sは、開始早々から出場停止明けのFW多木理音とトップ下のMF長崎健人のコンビネーションから果敢にゴールに迫った。

 前半4分、左サイドを抜け出した長崎が上げたクロスが相手DFに当たってクロスバーを直撃。同7分にはMF木暮郁哉の浮き球パスに抜け出した多木がPA内で落ち着いて相手DFをかわして横パスを送る。これを長崎が左足で落ち着いて決め、3試合ぶりのゴールで幸先良く先制に成功した。

 さらに新潟Sはテンポの良い攻撃で追加点を狙い続ける。前半27分、左サイドからの木暮のクロスをファーサイドでMF向井勇祐が落とし、最後は走り込んだDF山田樹が左足シュート。後半3分には、長崎と多木のパス交換から相手ゴール前に攻め込み、最後は多木が強烈なシュートを放つもゴールネットを揺らすには至らない。

 すると、流れは徐々にハリマウ・ムダへ傾く。後半10分、左サイドからクロスを上げられるとフリーで相手に渡ってしまう。この試合最初の決定的なピンチだったが、ここは相手のシュートミスに救われる。それでも同22分、左クロスから中央でヘディングシュートを決められ、ついに同点を許してしまった。

 前線の活性化を狙う新潟Sは後半24分に長崎に代えてFW井畑翔太郎を投入。しかし、その後は一進一退の攻防が続き、なかなか決定的な場面を作ることができない。新潟Sは最後まで諦めずに走り続けたがそのまま試合は終了。1-1の引き分けに終わり、新潟Sは6試合ぶりの勝利とはならなかった。

 なお、新潟Sの次戦は26日に行われ、ホームにゲイラン・インターナショナルを迎える。

(提供 アルビレックス新潟シンガポール)

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