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解任への恐怖か、敗戦への混乱か モウリーニョ「No」15回でインタビューを55秒で打ち切り

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 解任へのプレッシャーか、敗戦への単なる苛立ちか――。チェルシージョゼ・モウリーニョ監督はプレミアリーグ第11節のリバプール戦終了直後、苛立ち、混乱、そして不安定な様子をもろにさらした。

 指揮官のクビが懸かる試合とも言われていた。不振のチェルシーが、同じく不振で監督を代えたリバプールを迎えた一戦。ブルーズは、崖っぷちでまたも敗れた。

 開始4分で先制しながら、前半終了間際に失点。試合が残り15分を切ろうとするところから9分間で2点を失い、ホームで勝ち点3を献上した。

 試合後、モウリーニョ監督の中にあったのは、燃え盛る怒りか、凍える心か。終了直後の態度は、いずれにせよ緊急事態であることを示していた。

 終了直後に放送局が行ったインタビュー。モウリーニョ監督は、まさに取り付く島もなかった。

 インタビュアーの最初の質問に「何も話すことはない(I have nothing to say)」と話したモウリーニョ監督。その後は、「no」と「nothing」を15回も繰り返した。それ以外の言葉は、ファンへの説明の必要性を尋ねる質問への「ファンは馬鹿じゃはない」と、自分の進退についての質問に「何を心配するって?」と聞き返した2つの言葉しか出なかった。インタビューは、55秒で終了した。

 リバプールに負けたチェルシーは現在、プレミアリーグ15位に沈んでいる。前節ウエスト・ハム戦に敗れた後、モウリーニョ監督は会見場に姿を現さなかった。

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