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レアル、指揮官にハメスとの関係修復を求める

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 レアル・マドリーラファエル・ベニテス監督は、MFハメス・ロドリゲスとの関係を修復する必要性に迫られている。スペイン『マルカ』が伝えた。

 エイバル戦で先発しながら最初の交代選手となり、ベニテス監督からの信頼を感じられていないハメス。一方でベニテス監督は負傷明けのコロンビア代表MFに対して、より高いパフォーマンスを期待しているとみられる。

 昨季カルロ・アンチェロッティ前監督の下で代えの利かない選手となっていたハメスだが、今季は9月8日に行われたペルーとの代表戦で負傷したことにより2か月戦列から離れ、さらに10月3日に同箇所を再発させた影響でシーズン前半戦をほとんど棒に振ってしまった。ハメスが先発したのは8月29日のベティス戦、11月21日のバルセロナ戦のみだ。

 しかし、ハメスはコロンビア代表に招集される度に自身のコンディションが良好であることを強調してきた。11月のW杯南米予選の2試合に向けて招集された際には「15日前から良い状態にある」と述べ、チリ戦後には「あとで調子が悪いと言われないために」とベニテス監督への皮肉とも取れるコメントを発していた。

 指揮官との関係に緊張が走っているのとは対照的に、チームメートやクラブ首脳陣はハメスを評価している。今季負傷でチャンピオンズリーグ最初の3試合を欠場したハメスが、復帰後のパリSG戦とシャフタール戦でも出場機会を与えられなかったときには、マドリーの選手数名がベニテス監督に対する不信感を募らせたほど。これまで長い間マドリーでプレーしてきた選手も、今夏加入した選手もコロンビア代表MFに絶大な信頼を置いているようだ。

 またマドリー首脳陣もハメスを高く買っている。昨年夏モナコから移籍金8000万ユーロで獲得したハメスを欠いたマドリーが、昨季アウェーのアトレティコ・マドリー戦、ビルバオ戦、バルセロナ戦で敗戦を喫したことで、首脳陣はハメスがチームにとって不可欠な存在だと認識したという。


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