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ファン・ハール、「攻めろ」の声に対し…「7割の時間は攻めている」「ロングボールは合わない」

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 マンチェスター・ユナイテッドルイス・ファン・ハール監督は、より攻撃的に戦うべきだというファンからの要求に対して自身の考えを述べている。

 プレミアリーグで首位と1ポイント差の3位と、ここまで悪くない成績を残していると言えるユナイテッドだが、得点力不足への批判は強い。ボールをキープしていても積極的にゴールを狙いにいかないプレーに対し、「攻めろ!」とチャントの声が上がることもあった。

 ファン・ハール監督はこれに対し、ファンからの要求がより直接的にゴールへ向かえという意味であれば、必ずしもそれには応えられないと話している。イギリス複数メディアが伝えた。

「昨シーズンは結果にかかわらずファンがサポートしてくれていた。今年はそれなりの結果、非常に良いと言えるかもしれない結果だが、『攻めろ、攻めろ』と叫ばれることもある。だが我々はボールを持って、7割の時間は攻めている」

「彼らはもっとロングボールや、エリア内でのプレーを望んでいるのかもしれない。その可能性はある。だが我々にはロングボールで戦うような選手はいない。(マルアン・)フェライニをストライカーに起用する必要があるが、彼は典型的なストライカーではない。それなら別のストライカーを買うべきだが、我々の意見ではそうすべきだとは思わない」

 選手たちとの一体感こそが何よりも重要であり、それが失われたときには自らチームを去るつもりだとファン・ハール監督は語った。

「このクラブを去ったときに、人々が私について良く言ってくれるならうれしく思う。だが、必ずしもそれが最も重要なことではない。選手とスタッフの間の結びつきこそが最も重要だと私は思う。そういう結びつきが感じられる限りはベストを尽くし続けるつもりだ」

「だが、それがないと少しでも感じられたとすれば、私は誰よりも先に辞めることになるだろう。それは過去のクラブや過去の仕事でも証明してきた。金のことがあるので、自分から辞める監督はいないと思うが、私はそういうタイプだよ」

 ユナイテッドは5日、ホームでのプレミアリーグ第15節ウエスト・ハム戦に臨む。最近5試合で5得点の攻撃陣はFWウェイン・ルーニーを欠いての戦いとなるが、ファンの期待に応えることができるだろうか。

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