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スアレスが7戦連発も…バルサ、難敵バレンシアに終盤に追いつかれドロー決着

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[12.5 リーガ・エスパニョーラ第14節 バレンシア1-1バルセロナ]

 リーガ・エスパニョーラは5日、第14節を行った。バルセロナは敵地でバレンシアと対戦し、FWルイス・スアレスのゴールで先制したが、終了間際に同点に追いつかれ、1-1で引き分けた。

 バレンシアは、29日の前節セビージャ戦で0-1と敗れると試合後の会見でヌノ・エスピリト・サント前監督が辞任を発表。2日に、元イングランド代表のガリー・ネビル氏が新監督に就任することが発表されたが、この試合では引き続き、サルバドール・ゴンサレス氏が暫定監督として指揮を執った。

 試合はリーグ戦6連勝中のバルセロナが序盤から主導権を握った。前半5分、中盤に下がってボールを受けたFWリオネル・メッシが左へ展開し、そのままゴール前に走り込んでFWネイマールのクロスを左足で合わせたがゴール上に外れる。同26分にはネイマールが左サイド深い位置から中央へ切れ込んで、メッシへラストパスを送るも右足シュートはGKハウメ・ドメネチの正面を突いた。

 得点こそ奪えないが分厚い攻撃を見せるバルセロナは前半34分、メッシのパスを左サイドで受けたネイマールが右足アウトサイドでPA右へクロスを上げ、FWルイス・スアレスが右足ボレーで合わせるも大きく外してしまう。バルセロナは“MSNトリオ”を中心にバレンシアゴールへ果敢に攻め込んだがスコアレスで前半を終えた。

 それでも先制したのはやはりバルセロナだった。後半14分、スアレスが敵陣中央右でボールをキープし、メッシとのリターンで右サイドを抜け出してPA右の深い位置からGKドメネチとポストとの狭いスペースを抜くシュートで先制のゴールネットを揺らす。スアレスはこれで7試合連続ゴールとなった。

 反撃に出るバレンシアは後半34分、敵陣中央右でボールを奪ったMFロドリゴ・デ・パウルがゴール正面から右足シュートを放ったがGKクラウディオ・ブラーボの横っ飛びセーブに遭う。同41分には、自陣からのロングフィードをPA手前中央でFWパコ・アルカセルが相手2人を引きつけてキープし、落としたボールをFWサンティ・ミナが右足シュートを突き刺し、終了間際に試合を振り出しに戻した。

 バルセロナは後半43分にメッシのFKが枠をとらえるもGKドメネチに止められるなど、猛攻を仕掛けたが勝ち越すことができず、1-1で試合は終了。リーグ戦の連勝は6でストップした。一方、バレンシアは今季リーグ戦でのホーム無敗をキープし、貴重な勝ち点1を獲得した。

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