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「50試合ベンチ入り禁止でいい」と審判を批判したヒホン監督、2試合の処分に

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 3日のリーガ・エスパニョーラ第27節、敵地でのグラナダ戦(0-2)後に審判を痛烈に批判したスポルティング・ヒホンのアベラルド・フェルナンデス監督が、2試合のベンチ入り禁止処分を科された。スペイン『マルカ』が報じている。

 アベラルド監督はグラナダ戦で、FWダビド・バラルが倒された際にPKを取られなかったこと、またFWアントニオ・サナブリアのゴールがオフサイドで取り消されたことに憤慨。試合後の会見で、次のように怒りをぶちまけけていた。

「私を50試合のベンチ入り禁止処分にでもすればいい。しかし(判定は)スキャンダラスであり、恥ずべきものだ。選手たちはロッカールームで涙を流している。試合を盗まれたと感じているし、もし望むならば50試合の処分を私に科せばいいんだ」

「このクラブには111年の歴史があり、チームは若手だけで構成されている。昨季も今季も選手の補強はできなかったんだ…。私は相当に熱くなっている。このチームの若手が、こんな扱いを受けるには値しない。被害を受けたのは今季だけでなく、昨季だって初のPKを獲得したのは55試合目のことだ。我々は来季も1部でプレーするために戦っているのに、このような被害は長い間にわたって続くことになるんだ。我々はスポルティング・ヒホンだが、自分たちに向けられるべき敬意など存在していない」

 この発言を受けたリーガの競技委員会は、アベラルド監督に2試合のベンチ入り禁止処分を科したことを発表。一方で審判技術委員会(CTA)は、審判への敬意を欠く発言には模範的な処分が必要と、競技委員会にベンチ入り禁止の試合数をさらに増やすことを求めるようだ。

 このような動きに対して、スポルティングのニコ・ロドリゲスSD(スポーツディレクター)は、「アベラルドの不満が漏らすのは、聖人よりも理由がある」と監督への全面的な支持を表明。同クラブは処分が軽減される可能性は少なくとも、それでも異議申し立てを行う考えを固めている。

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