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クライフ氏にクラシコ勝利を捧げたいL・エンリケ 「どんな追悼よりヨハンが望むのは…」

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 バルセロナは2日、リーガエスパニョーラ第31節のレアル・マドリーとの”エル・クラシコ”に臨む。ルイス・エンリケ監督は、先日死去したクラブのレジェンド、ヨハン・クライフ氏のためにも勝ちたいという意欲を見せている。

 選手としても監督としてもバルセロナで大きな成功を収め、クラブに大きな影響を残したクライフ氏は、がんとの闘病の末に先月23日に68歳で死去した。

 クライフ氏の死去後にバルセロナが迎える最初の試合は、カンプ・ノウに最大のライバルを迎えての大一番。L・エンリケ監督が試合前日の会見で次のように語ったとしてスペインメディアが伝えた。

「バルセロナには屈強な競争心がある。モチベーションを持ちすぎるのも良くないが、どんな振る舞いや追悼よりもヨハン・クライフが望んでいるのは、スペクタクルなプレーを見せた上で試合に勝つことだろう」

 首位バルセロナと3位マドリーは、2位アトレティコ・マドリーを挟んで勝ち点10ポイント差。バルサにとってはライバルチームの優勝の望みを完全に断ち切るチャンスとなる。

「(勝利すれば)マドリーに対しては決定的な打撃となり、アトレティコだけがリーガでの唯一のライバルとなるだろう。だが、そのためには勝たなければならない」

「我々がプレーのやり方を変えることはない。マドリーは高いクオリティーを持っているが、できるだけ長くボールを持ち、そのクオリティーを発揮させないようにしなければならない」

 バルセロナとマドリーそれぞれの前線トリオ、”MSN”と”BBC”が盛んに比較されることについては次のように述べた。

「3トップ同士の試合ではなく、チーム同士の試合だ。FWたちには、ボールがうまく回ること、アシストが供給されること、プレッシングのサポートが得られることが必要だ。しっかりと団結し競争力のあるチームでなければならない」

 FWリオネル・メッシはキャリア通算500ゴールまであと1点に迫っており、この大一番で達成することができるかもしれない。

「別の銀河のような数字だ。私も含めた多くの選手にとっては、練習でのゴールを含めても達成できないようなものだろう」

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