ミランでプレーするMF本田圭佑が『ガゼッタ・デッロ・スポルト』の独占インタビューに応じ、9日のセリエA第32節で戦うユベントス戦に向けた意気込みを語った。

　ミランはアタランタ戦を1-2で落とし、4戦未勝利となったことで強制合宿を実施。シニシャ・ミハイロビッチ監督は、必要であればシーズン終了まで続けると明かしている。

　本田は先月末の日本代表戦で負った右足の打撲の影響で別メニュー調整を続けた。3日のアタランタ戦は招集外となり、調整に充てていたが、『ガゼッタ』はユベントス戦での本田のスタメン復帰を予想している。

　ミランの現状について本田は、「あらゆる問題には常に解決策があります。ですが、最高の選択をすることが難しい。今、僕たちは飛躍するためのカギを見つける必要があります」と分析。合宿の効果については、「僕たちは集まって、話し合い、トレーニングする多くの時間があった。ユベントス戦で効果があることを望んでいる」と話した。

　ユベントスについては「破ることは確かに難しいかもしれない」と冷静な分析もする。ただ「自分自身を信じて行うことが大事。ユベントスは我々より強いですが、ミランはナポリ、ローマ、インテルに対しても互角に戦ってきましたから」とも続ける。そして警戒する選手について問われると、「んー、たくさんいますね。でも覚えておいてください。サッカーは個人で戦うものではなく11人で戦うものです」と本田節を響かせた。

「選手全員がチャンピオンズリーグでプレーしたい、優勝したいと思っている。しかし現実を見つめないといけない。小さな目標のために戦うことは簡単ではないが、今、僕たちはポイントを一つでも多く獲得していく必要がある」

　ユベントスとは5月21日に行うコッパ・イタリアの決勝でも戦うことが決定している。「彼らはイタリアでNo.1。でも彼らを倒したい」と意欲的に語った背番号10は、「両方の試合で勝ちたい」と闘志を燃やした。

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