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バロテッリ、CEOから最後通告? 「現状ではミランに残るに値しない」

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 最後通告だろうか。ミランのアドリアーノ・ガッリアーニCEOが7日、FWマリオ・バロテッリが現時点でミランに残る資格はないと述べた。

 リバプールからレンタルでミランに復帰したバロテッリは、シーズン前半戦で恥骨炎に苦しみ、後半戦になっても出場機会を得られていない。リバプールでも居場所はないと言われており、去就が騒がれている。

 ガッリアーニCEOによると、バロテッリ本人はミラン残留を望んでいるという。だが同CEOは、現在のプレーではミランに残れないと断じた。イタリアメディアがコメントを伝えている。

「今のマリオは元気だ。彼はミランに残りたいと強く願っている。私も彼がそれをピッチで見せてくれるように願っているよ。マリオは残留を望んでいるんだ」

「だが、私は彼に言ったよ。ここまでやってきたことは、ここミランにいるにふさわしいものではないとね。我々を納得させろと伝えた。我々は彼が好きだからだ。彼はそれをやってみせると約束したよ。実現してくれることを願っている」

 ミランはシニシャ・ミハイロビッチ監督の進退も騒がれている。クラブはすでに後任候補の選定に動いていると言われるが、ガッリアーニCEOは指揮官への信頼を強調した。

「我々はミハイロビッチをそばで支えている。我々が彼を選んだんだ。2年の契約がある。シニシャに仕事をさせよう。チームが彼についていっているのは確かだ。私はこの世界で30年仕事をし、チームが監督に従っているか、反発しているか分かるんだ」

 ガッリアーニCEOは先日、前節の逆転負けで合宿を行っているチームを叱責したと言われている。同CEOは、上位ではないチーム相手に勝ち点を落としていることが不満のようだ。

「我々はフィオレンティーナやインテルに勝ち、ローマやナポリと引き分けた。だが、順位が下のチーム相手に多くの勝ち点を落としている。それがなぜなのかを、監督や選手たちに聞いているんだ。去年の我々はビッグクラブ相手に勝ち点を落として弱いと言われた。今年は逆だ」

 次節ユベントス戦はミランにとって重要な試合となる。コッパ・イタリア決勝でも対戦する王者との一戦について、ガッリアーニCEOは次のように述べた。

「彼らがスクデットを獲得すれば、9日に加えてコッパ決勝、そしてイタリア・スーパーカップと、ユーベと3回対戦する機会にもなる。まずは9日のことを考えよう。シーズン終盤のロシアンルーレットに身を委ねることはできない。リーグ戦で欧州への切符を手に入れる必要がある」

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