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ハノーファーの当面の降格を回避させた清武、またもブンデスMOMに選出

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 ハノーファーMF清武弘嗣が、再びブンデスリーガ公式ウェブサイトでマン・オブ・ザ・マッチ(MOM)に選出された。

 負ければ降格決定という23日のインゴルシュタット戦で、ハノーファーは前半のうちに2点を失う苦しい展開を強いられた。

 だが、相手が退場者を出したことで数的優位に立っていたハノーファーは、後半に同点に追いつく。まずは58分、清武のフィードから前線がボールをつなぎ、最後はDF酒井宏樹のシュートで1点を返すと、82分には左からのクロスに清武が合わせて2-2とした。

 24日に17位フランクフルトマインツに勝てば、いずれにしてもハノーファーは降格が決まる。だが、少なくとも23日は首の皮がつながった形だ。

 その立役者となったのが、2人の日本人選手だ。同一チームに所属する複数の日本人選手が、ブンデスリーガの試合で同時にゴールを挙げたのは、これが初となる。

 ハノーファーのほか、ニュルンベルク、シュツットガルト、ボルフスブルク、フランクフルト、ケルン、ヘルタ・ベルリンと、複数の日本人選手が在籍したブンデスリーガのクラブは少なくないが、清武と酒井はドイツにおける日本人選手の歴史に新たな1ページを刻んだ。

 フル出場した清武は、11.4キロの走行距離でボールタッチが75回。パス成功率は80%以上と、チームのトップクラスの数字。後半戦初のゴールで、今季は4ゴール6アシストとなった。

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