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76分までイタリア人ゼロ…スタメンの22人が全員外国人、セリエで初記録

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 23日に行われたセリエA第35節、インテルウディネーゼの一戦で、セリエAで初となる記録が生まれた。両チームのスタメン22人のうち、イタリア人が一人もいなかったのだ。

 DF長友佑都もフル出場し、3-1でホームのインテルが勝利した一戦は、イタリアサッカー界に新たな1ページを刻むこととなった。両軍スタメンの国籍の内訳は、ブラジル(6名)、フランス(4名)、コロンビア(2名)、スロベニア、日本、クロアチア、モンテネグロ、アルゼンチン、ギリシャ、スイス、ポルトガル、セルビア、ガーナ(各1名)となっている。

 ベンチに座っていたイタリア人選手もわずかしかいなかった。インテルではGKトンマーゾ・ベルニ、DFダビデ・サントン、DFダニーロ・ダンブロージオ、ブラジル出身だがイタリア国籍を持つFWエデル。ウディネーゼはGKアレックス・メレット、DFマウリツィオ・ドミッツィ、DFジョバンニ・パスクアーレ、MFフランチェスコ・ローディと、それぞれ4名ずつだ。

 そしてそのうち、出場したのはパスクアーレ、エデル、ダンブロージオの3選手のみ。76分にパスクアーレが投入されるまで、イタリア人選手はゼロという状況が続いた。

 この日の一戦で新記録が打ち立てられたのは、必然だったかもしれない。インテルはその名が示すように外国人選手が多いことで知られ、スタメンの11人にイタリア人がいなかった例は過去にもある。一方、ウディネーゼも最近の3試合でイタリア人ゼロの先発メンバーを起用していた。

 なお、イタリアメディアによると、欧州の5大リーグではかつてプレミアリーグで同様のケースが起きている(2009年のポーツマス対アーセナル戦)。

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