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予想されたが…退団希望表明のフンメルスにブーイング 監督は「気分が良い状況では…」

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 ドルトムントDFマッツ・フンメルスは、30日のブンデスリーガ第32節ボルフスブルク戦で、本拠地シグナル・イドゥナ・パルクの観客からブーイングを浴びた。トーマス・トゥヘル監督は、チーム内は団結していると強調し、「気分が良い状況ではない」と述べている。

 ドルトムントは今週、フンメルスが今季終了後の退団とバイエルン移籍を望んでいると発表した。宿敵への移籍を望んだキャプテンに、一部のドルトムントサポーターはやはり激しいブーイングを浴びせている。

 トゥヘル監督は試合後、フンメルスについて次のように述べている。

「(クラブが発表した)木曜日から、チームには連帯の雰囲気がある。チームは非常に団結しているよ。何が起きようと、マッツはチームから支えられていると考えられる。だからこそ、彼はあれだけ落ち着いた反応で力強いプレーをすることができたんだ」

「ファンが不満を示すだろうということは、試合前にも話したはずだ。自分たちのスタジアムでキャプテンがあのような扱いを受けるのは、決して気分が良い状況ではないね。私は、ブーイングと侮辱するチャントは異なると考えており、チャントは内容的に度を越したと思う」

 一方で、トゥヘル監督は試合に満足している。MF香川真司の1ゴール1アシストなどで、ドルトムントは5-1と快勝した。

「今回も注ぎ込んだ努力にとても満足だ。チームは非常にフレッシュな印象を見せ、多くをやり遂げたいオーラ、絶対に勝ちたいという気持ちを発揮していた。可能な限りの走りを見せたね。ボルフスブルクには6本のクロスしか許していない。それは前線が序盤から非常に勤勉に働いてくれたことを示している」

「チームを頼りにできるのは、素晴らしい気分だ。毎試合、このエネルギーを感じることができている。周りのことから自分たちを解き放ち、トップパフォーマンスを出し切っている。今日はたくさんのチャンスをつくりながら、相手にはチャンスを与えなかった。後半はさらに主導権を確実にし、妥当な勝利を収めたね」

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