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本田先発のミラン、序盤に数的優位も辛勝…終盤に冷や汗

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[5.7 セリエA第37節 ボローニャ0-1ミラン]

 セリエAは7日、第37節を行った。日本代表MF本田圭佑の所属するミランは敵地でボローニャと対戦し、1-0で勝利した。3試合連続の先発出場となった本田は、後半39分まで出場した。

 ミランはクリスティアン・ブロッキ監督に交代後の初戦のサンプドリア戦で勝利したものの、以後3戦は勝ちなし(2分1敗)。内容も乏しく、浮上のきっかけを見出すことが出来ていない。監督交代後2戦連続で出番のなかった本田だが、MFジャコモ・ボナベントゥーラの負傷もあり、3戦連続の先発出場。2トップの下、トップ下に入って攻撃のタクトを振った。

 試合序盤、ミランに運が向く。前半12分にボローニャのMFアマドゥ・ディアワラが2枚目のイエローカードを受けて退場。早くも数的優位の状況を作り出した。しかし前半36分にミドルレンジでこぼれたボールを狙った本田のシュートがGKに防がれるなど、攻めながらもなかなかゴールネットを揺らすことが出来ない。

 それでも前半40分、ミランに待望の先制点が生まれる。浮き球パスで裏に抜けたFWルイス・アドリアーノが前に出たGKアンジェロ・ダ・コスタと接触してPKを獲得。これをFWカルロス・バッカが決めて前半のうちにリードを奪った。

 後半に入ると、ボローニャにチャンスを作られる。ただ本田がボール奪取を繰り返すなど、粘り強くリードを守っていく。ミランは後半12分にMFホセ・マウリに代えてMFアンドレア・ベルトラッチ、同25分にはMFユライ・クツカに代えてMFアンドレア・ポーリを投入した。

 後半38分には右サイドに流れた本田からビッグチャンス。右足でグラウンダーのクロスをGKとDFの間に通すが、ファーサイドのL・アドリアーノには合わず、そのまま流れてしまう。本田は直後の同39分にMFケビン・プリンス・ボアテングと交代。攻守に存在感は見えたが、得点を演出することは出来なかった。

 後半44分にはCKからDFアダム・マジーナにゴールネットを揺らされたが、オフサイド判定に助けられたミラン。1-0で逃げ切ったものの、10人の相手に得点はPKによる1得点のみと辛勝に終わった。


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