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マテウス氏:「ゲッツェは男であることを示さなければいけない」

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 バイエルンのOBである元ドイツ代表のローター・マテウス氏は、MFマリオ・ゲッツェは競争心に欠けていると批判を口にした。

 ジョゼップ・グアルディオラ監督の就任と同時期にバイエルンに加入したゲッツェは、主力の座をつかめないまま、同クラブからの退団に近づこうとしている。ドイツ『SZ』が先日伝えたところによれば、来季からグアルディオラ監督の後を継ぐことになる次期監督のカルロ・アンチェロッティ氏は、現状を改善したいと望むゲッツェに移籍を勧めたとのことだ。

 かつてはドイツ最高の逸材と評価されたゲッツェの現状に、失望の声を上げる者もいる。その1人であるマテウス氏はドイツ『スカイ』で、「バイエルンは選手によってはフィットしにくいチームかもしれない」と前置きを入れながらこう話している。

「彼はひじを突き出して戦うタイプじゃないからね。ボディランゲージで『おい! 僕はここにいる』といったシグナルを発することがないんだ。それを見せられなければ、姿も見えなくなってしまう。ゲッツェはバイエルンで消えたとしか言えないよ」

「本気になって、男であることを示さなければいけない。我々にとって、2014年W杯のヒーローというだけの存在ではないことをね」

 一方で、マテウス氏はゲッツェを諦めていない様子もうかがわせている。

「代表やドルトムントではポテンシャルを見せた。ただ、それができるために、彼のことを信頼する監督が必要だ」

 イギリスメディアやドイツ『ビルト』によれば、ゲッツェが今夏に向かう移籍先として可能性が最も高いのはリバプールだという。かつてドルトムントで指導を受け、トップチームに引き上げられた恩師であるユルゲン・クロップ監督と再会することになるのだろうか。


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