beacon

今季の敗因を述べるペジェグリーニ 「レスターより17試合か18試合多く戦った」

このエントリーをはてなブックマークに追加

 マンチェスター・シティマヌエル・ペジェグリーニ監督は、チャンピオンズリーグ(CL)や国内カップも含めて試合数が多かったことが、今季プレミアリーグでレスター・シティの後塵を拝することになった一因だと主張している。

 日本代表FW岡崎慎司も所属するレスターは今季プレミアリーグで快進撃を演じ、奇跡的と言うべき優勝を成し遂げることになった。昨季王者チェルシーや2年前の王者シティなど、開幕前に優勝候補に挙げられたチームは次々とレースから脱落していくことを余儀なくされた。

 15日に行われる今季最終節スウォンジー戦で、シティは現在の4位を死守して来季CL出場権を獲得することを目指す。ペジェグリーニ監督が今季を振り返り、次のように語ったとしてイギリス『スカイ・スポーツ』などが伝えている。

「今季の我々がレスターよりも17試合か18試合ほど多く戦ったことを考慮するのも非常に大事なことだと思う。欧州で戦うビッグチームは二重の挑戦を強いられる。そのことも、我々が首位に近づけなかった理由の一つだと思う」

「ひとつ目の理由はレスターが最高のチームだったことだ。ふたつ目は、我々の方がはるかに多くの試合を戦ったこと。3つ目はCLで準決勝まで勝ち上がったことだ。望ましいことではあるが、双方を意識することになり、プレミアリーグでの4位以内を目指すのは難しくなる」

 来季からシティを率いるジョゼップ・グアルディオラ監督も困難に直面することが予想されるが、ペジェグリーニ監督は自身の後任の成功を信じているようだ。

「このリーグで初めて戦うことは、もちろん新たな挑戦だ。グアルディオラだけのことを言っているのではなく、私自身がここに来た1年目もそうだった。だが欧州で監督として何年もやっていれば、そういう挑戦への準備はできていると思う」

「もちろん最初からプレミアリーグにいるのと同じではないが、優れた監督であれば誰でも準備はできている。難しいリーグではあるが、グアルディオラは大きな成功を収められると確信しているよ」

 得失点差で5位マンチェスター・ユナイテッドを大きく上回るシティは、スウォンジーと引き分け以上なら4位を確保できる。ペジェグリーニ監督は、CL出場権をグアルディオラ監督への置き土産とすることができるだろうか。

●プレミアリーグ2015-16特集
世界のサッカー情報はgoal.com

TOP