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リッピ氏、アッズーリ復権のために提案「外国人選手は1チーム5人まで」

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 イタリア代表は29日、国際親善試合でスコットランドに1-0で勝利した。だが、本大会に向けたアッズーリの評判はあまり上がっていない。元代表監督のマルチェロ・リッピ氏が、長期的な解決策を提案した。

 イタリアのラジオに対してリッピ氏は、優勝候補に挙げられないことはポジティブなことだと歓迎している。だが、イタリア全体のレベルをもっと高める必要があることは確かだろう。

 2006年のW杯優勝監督は、イタリア人プレーヤーをもっと起用するようにしなければいけないと考えている。

「1チームあたり外国人は最大5人、ほかの6人はイタリア人で構成すれば良い。幻想だということは分かっているが、それが唯一可能なことだ。みんなが外国人選手が多いと言っている」

 4月23日のインテル対ウディネーゼのゲームでは、先発にイタリア人選手が1人もいないというセリエAの歴史で初の出来事が起きた。外国人選手が多いことによる恩恵も多々あるが、イタリア人選手がトップレベルを経験しにくい状況であることも確かだ。2006年にイタリアが世界一になった際、セリエAの66%がイタリア人選手だったという。しかし現在、アントニオ・コンテ監督は35%の選手しか選択できない状況である。

 EURO2016でアッズーリの輝きが見られなければ、連盟としても対策を考える必要があるかもしれない。


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