ミランに続き、イタリア代表復帰の報道も否定だ。マルチェロ・リッピ氏の現場復帰はないのだろうか。イタリアメディアが報じている。

　元イタリア代表監督のリッピ氏は、広州恒大を退団してイタリアに戻ってから、現場復帰の可能性を口にしてきた。そして注目されていたのが、低迷が続くミラン監督就任説と、イタリア代表のテクニカルディレクター就任説だ。

　リッピ氏は先日、ミラン監督就任の可能性を否定していた。だが今回、イタリア代表スタッフ入りの報道についても、次のように否定している。イタリア『ANSA通信』が報じた。

「ただの噂でしかない。私も毎日新聞で読んでいるよ。だが正直、まったく事実ではないんだ」

　イタリア代表はEURO2016を前に、MFクラウディオ・マルキージオやMFマルコ・ベラッティといった主力を負傷で失った。だが、リッピ氏はアントニオ・コンテ監督率いるアッズーリ(イタリア)について次のように述べている。

「1994年ワールドカップ決勝でPK戦を落としていなければ、イタリアは優勝5回だ。そしてブラジルが優勝4回だった。クラブレベルでは、イタリアはあまり好ましい時期にない。だが、大舞台になれば、我々は常に競争力を発揮するんだ。たとえマルキージオとヴェッラッティがいなくてもね」

　なお、リッピ氏はミラン行きの可能性を冗談とともに否定している。

「ミランと(故郷)ビアレッジョのベンチはどちらが良いか? ビアレッジョのベンチはとても快適なんだ。緊張がなく、問題もない」

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