インテルのピエロ・アウジリオSD(スポーツディレクター)が、イタリア復帰が噂されるレアル・マドリーMFマテオ・コバチッチに言及した。ライバルクラブには移籍してほしくないと述べている。

　昨年夏にインテルからマドリーへ移籍したコバチッチは、インテルのライバルであるミランやユベントスへの移籍が噂されているところだ。

　アウジリオSDは『ラジオ・ウンブリア』で次のように述べた。『ガゼッタ・デッロ・スポルト』などが伝えている。

「エゴではあるが、彼がイタリアに戻るなら、ミランやユーベには行ってほしくない。インテル復帰?コバチッチのような選手には常に関心がある。だが、現時点で何も決めることはできないんだ。マテオが別のユニフォームを着るのを見るのは残念だ。私は彼のことが好きだからね。我々は彼が若いときに獲得した。それから価値を高め、大きな額でマドリーに売ったんだ」

「私は彼がマドリッドでの道のりを続けるように願っている。チャンピオンズリーグを制したチームだ。確かにあまりプレーできなかったが、こういうチームで継続性を身につけるには時間と経験が必要なんだよ。マテオはあの年齢でリーガやセリエAで多くの試合を経験している。忍耐があれば、マドリーにとって重要な存在となるだろう」

　一方、インテルが関心を寄せるマンチェスター・シティMFヤヤ・トゥレについて、アウジリオSDは次のように述べた。蘇寧グループへのクラブ売却まで動きはないことをほのめかしている。

「我々は彼をとても気に入っているが、長い話となるだろう。オーナー変更が実現するまでは、何もできないだろうね」

---

●セリエA2015-16特集