去就を明かさぬままスペインから去ったアトレティコ・マドリーのディエゴ・シメオネ監督だが、クラブとともに来季のチーム構想を練り続けている様子だ。スペイン『マルカ』が報じている。

　チャンピオンズリーグ決勝レアル・マドリー戦をPK戦の末に落とし、去就について「考えるとき。それ以上は言えない」と話していたシメオネ監督。これにより、今夏でのアトレティコ退団の可能性も騒がれることになった。

　シメオネ監督は現在、サッカー界の喧騒から離れて、バケーションを過ごしている状況。しかしながら、それでもアトレティコのテクニカルディレクターを務めるアンドレア・ベルタ氏とは絶えずコンタクトを取り続けており、来季のチーム構想について話し合っている様子だ。

　アトレティコはシメオネ監督とベルタ氏の電話でのやり取りに鑑みて、同指揮官が今後もチームを率い続けるとの確信がある模様。クラブオフィスでは「ともに成長し続けるため、ともに働き続ける」という、シメオネ監督とともにプロジェクトを進めていくという標語さえ生まれているという。

『マルカ』はまた、シメオネ監督が何よりも求めているのが、ワールドクラスのストライカー獲得であることも強調している。同指揮官のアトレティコ続投を確実とするためには、クラブ側がその要請にしっかりと応じることが必要とも記した。

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