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プレッシャーを楽しむウェールズ監督 「今回は1958年W杯よりも…」

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ユーロ初出場のウェールズがベルギーとの準々決勝へ

 ウェールズは1日、ユーロ2016準々決勝のベルギー戦に臨む。クリス・コールマン監督は、この試合で受けるプレッシャーを楽しみたいという姿勢を強調している。

 これまで国際大会と縁のなかったウェールズにとって、8強進出はすでに快挙だと言える。タレント軍団として高い評価を受けるベルギーに対して不利が予想されることで、プレッシャーを感じることなく試合に臨むことができるかもしれない。

 だが、コールマン監督の考え方は少々異なっているようだ。試合前日の会見でのコメントをイギリスメディアが伝えている。

「何が起ころうともウェールズにとって失うものはないと言われるが、我々はそう考えているわけではない。これもひとつの大きな試練、大きな挑戦だと捉えている。これまでに直面してきた一連の挑戦に続くものだ」

「良いパフォーマンスを続けるべきだというプレッシャーはあるが、それこそが我々の望んでいることだ。我が国がこれまで参加してきた中で最大の試合として位置づけられるべきものだからね」

 ウェールズが過去に唯一出場した主要国際大会は1958年ワールドカップ(W杯)であり、その際はブラジルに敗れて準々決勝敗退に終わった。今回の試合はウェールズにとってその準々決勝以来最大の試合だとも言われるが、状況を考慮に入れれば今回の方が58年前を上回るビッグマッチかもしれない。

「1958年W杯準々決勝に到達したチームに対して失礼なことを言うつもりはないが、当時は大会のことを誰も知らなかった。我々が聞いた話によると、帰国した選手たちはどこへ行ってきたのかと質問されたらしい」

「今は少し状況が異なっている。我々は今のような場所にいて、自分たちでそれを勝ち取ってきた。ベルギーというトップチーム相手にプレッシャーはあるかもしれないが、こういうプレッシャーは素晴らしいものだよ」

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