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条件揃っていたフランス、しかしV逸…ATのポスト弾など最後に決定力欠く

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[7.10 EURO決勝 ポルトガル1-0フランス サン・ドニ]

 戦前の予想から開催国フランス有利とする見方が多かった。さらに試合が始まると、ポルトガルのエースFWクリスティアーノ・ロナウドが負傷交代。フランス“16年周期”3度目の優勝の確率はさらに高まっていた。

 しかし今大会好調の攻撃陣が決定力を欠く。今大会6得点を挙げてブレイクしたFWアントワーヌ・グリーズマンの後半21分の決定的なヘディングシュートは枠外。同アディショナルタイムには途中出場のFWFWアンドレ・ピエール・ジニャックがエリア内からシュートを打つが、左ポストを直撃。決めていれば優勝というゴールを逃すと、延長後半4分に均衡を破られ、無念の準優勝に終わった。

 呆然とするフランスイレブン。涙をユニフォームの裾で拭う選手の姿も見られた。表彰式では銀メダルを渡されたが、何人かの選手は首からかけることを拒否。悔しさをあらわにした。選手時代の2000年大会でキャプテンとして優勝に導いたディディエ・デシャン監督も選手、監督としての“ダブル優勝”を逃した悔しさに無念の表情を浮かべていた。

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