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レアル・マドリー、やはりポグバ獲得を断念か ジダンは団結を優先

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ユーロ2016での不調、A・ゴメス獲得の可能性、マンUとの獲得レースなど複雑な要因が絡み合う

 ユベントスMFポール・ポグバをめぐる狂想曲は、終わりを迎えつつあるようだ。レアル・マドリーはポグバの獲得競争から撤退しようとしている。スペイン『マルカ』が伝えた。

 レアルを率いるジネディーヌ・ジダン監督は先日ポグバに関して「好きな選手だ」と認めながら、「現在の選手層を強化するのは困難」と補強に消極的な姿勢を示した。指揮官の言葉通り、レアルはフランス代表MFへの関心を薄めているとみられる。

 レアルがポグバの獲得を目指していたのは事実のようだ。ゼネラルディレクターのホセ・アンヘル・サンチェス氏はユーロ2016開催中にミーノ・ライオラ代理人と連絡を取り合っていた。だがユーロでのパフォーマンスはレアルの首脳陣を納得させるものではなく、代理人にはすでに獲得しない旨が伝えられたという。

 ポグバがユーロで輝きを放っていれば、話は違っていたかもしれない。レアルには同選手の獲得資金を捻出するため、複数選手の放出に踏み切る覚悟があったからだ。だがジダン監督は現メンバーの団結を優先することを決断。さらにバレンシアMFアンドレス・ゴメス獲得の可能性、1億100万ユーロ(約117億8000万円)のオファーを提示したマンチェスター・ユナイテッドとの獲得レースからも影響を受けた。

 ジダン監督は昨季チャンピオンズリーグを制した選手たちをできるだけチームに残し、2016-17シーズンを戦い抜く方針だ。今夏は「銀河系」の選手は不要である。そのような状況で、ポグバのレアル入りは実現困難だと見られている。

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