beacon

ドルトムント、リベリに対する甘い判定を非難「これで3度目」とうんざり

このエントリーをはてなブックマークに追加

 14日に行われたドイツ・スーパー杯でバイエルンは、ドルトムントを2-0で下している。この一戦でバイエルンMFフランク・リベリはドルトムントDFフェリックス・パスラックの顔面にひじ打ちを喰らわせながらも退場を免れたが、ドルトムント側は納得がいかないようだ。

 18歳のパスラックは今シーズン最初の公式戦で右サイドバックを務め、リベリとマッチアップ。何度かボールを奪うなど、元フランス代表を自由にプレーさせなかった。しかしながら28分に競り合った際、後ろから詰めたリベリがひじをつき出し、パスラックが倒れ込んだ。一発退場でもおかしくなかったファウルに対して、トビアス・ウェルツ主審が提示したのはイエローカードだった。

 パスラックは試合後、ドイツ『ZDF』でその場面について聞かれると、「映像を見てみたい」と慎重に返答。そして映像を確認すると、「これは暴力行為だ」と冷静にコメントを残している。また、ともにインタビューに応じたMFセバスティアン・ローデは、バイエルンの元同僚について「僕はフランクのことを知っているけど、彼は衝動的なキャラクター」とした上で、「これがスーパー杯ではなくブンデスリーガの試合だったらレッドカードを見せられるだろう」と話した。

 リベリのこのような行為は初めてではない。今年5月のDFBポカール決勝ではMFゴンサロ・カストロの目を突いたが、その際もイエローカードを提示されるだけで終わり、カストロも警告を受けている。トーマス・トゥヘル監督はスーパーカップ後、「デジャブ?そうとしか言えない」と語った上で、次のように続けている。

「ポカールのファイナルと同じだと思う。映像を見れば、どう判断すべきだったかは明確だろう。今日は副審、第4審判、そして主審が三角の形で15メートルの距離にいた。ポカールでは第4審判が指をゴンツォ(カストロ)の目から引っ張り出した。同じ相手に、同じ行為だがね…」

 この試合でドルトムントの主将を務めたDFマルセル・シュメルツァーももちろん黙っていられない。『WAZ』が伝えたコメントによると、「彼みたいな選手(リベリ)が暴力行為に走ることより、フェリックス・パスラックのプレーを称賛するための良い方法はないだろうか」と皮肉っている。2013年5月にも、リベリが当時ドルトムントに所属していたFWロベルト・レバンドフスキにひじ打ちを見舞ったことを含め、「僕たちに暴力を振るったのはこれで3度目だ」と指摘。当時も、リベリが目にしたのはイエローカードだった。

●ブンデスリーガ2016-17特集
●欧州組完全ガイド
世界のサッカー情報はgoal.com

TOP