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13時間も待ったのに…ベルギーMF、ゼニトの“ドタキャン”でユーベ入りならず

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 13時間も待ったが、ユベントスへの移籍は成立しなかった――。

 FWゴンサロ・イグアインやMFミラレム・ピアニッチなど、今夏の移籍市場で好調だったユベントス。移籍最終日にもチェルシーのMFフアン・クアドラードをレンタルで呼び戻すことに成功し、あとはゼニトのベルギー代表MFアクセル・ビツェルの移籍を成立させるだけだった。

『フットボール・イタリア』によると、2017年6月にゼニトとの契約が満了を迎えるビツェルに関してはユベントスとゼニトで移籍合意に達していた。移籍金1800万ユーロ(約20億7200万円)にボーナスの300万ユーロ(約3億4500万円)だ。そのため、ビツェルは招集されていたベルギー代表を一時離脱し、メディカルチェックと契約書にサインするためにトリノ入りしていた。

 しかし、悲劇は起きた。ゼニトがビツェルの後釜探しが難航し、土壇場で放出を拒絶。事務手続きを完了させないまま、今夏のイタリア移籍市場が終了してしまった。そのため、ユベントスはジェノアに放出予定だったMFエルナネスを残留させることになった。報道によると、ビツェルはトリノのホテルで13時間も待たされたとのことだ。

 今年も起きてしまった移籍市場最終日のドタバタ劇。昨夏は、マンチェスター・ユナイテッドのGKダビド・デ・ヘアレアル・マドリー入り濃厚となっていたが、移籍や選手登録に必要な書類を期限内に提出することができず、破断となってしまった。この件で両クラブはお互いに非難し合う事態となっていた。

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