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18歳ラッシュフォード半端ない…U-21代表でハット達成、またも衝撃デビュー飾る

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 イングランド期待の若手がまたもデビュー戦で光輝いた。マンチェスター・ユナイテッド所属のFWマーカス・ラッシュフォード(18)が、6日のU-21欧州選手権予選ノルウェー戦でU-21イングランド代表デビューを果たし、いきなりハットトリックを達成した。

 ラッシュフォードは、スタメンでU-21代表デビューを果たすといきなり得点を挙げてみせる。前半29分、PA左に侵入すると倒れ込みながら右足シュートをゴール右隅に流し込み、先制点を奪取。3-0の後半20分には、ドリブルから相手2人の間を抜けるテクニカルなシュートをゴール右上に突き刺し、この日2点目とした。さらに4-1で迎えた後半26分にはPKを落ち着いて決め、ハットトリック達成。後半39分にピッチを後にしたが、6-1大勝に大きく貢献した。

 ユナイテッド下部組織出身の18歳FWは、今年2月25日に行われたヨーロッパリーグ(EL)決勝トーナメント1回戦ミッティラン戦の第2戦で、ウォーミングアップ中に負傷したFWアントニー・マルシャルの代役として急きょスタメンで出場。思わぬ形でトップチームデビューを果たしたが、この試合でいきなり2ゴールを挙げ、敗退の危機にあったチームを救った。すると、中2日で迎えた2月28日の第27節アーセナル戦でプレミアリーグデビューを果たし、この試合でも2ゴール1アシストを記録し、3-2の勝利に貢献した。

 この活躍からロイ・ホジソン前監督がEURO2016に向けたイングランド代表候補に初招集し、5月27日のオーストラリア代表との国際親善試合で、スターティングメンバーに名を連ね、開始3分でイングランド史上最年少記録となる得点を記録。見事、アピールに成功し、EURO2016の23人の登録メンバーに残っていた。

 またもデビュー戦で活躍したラッシュフォード。ユナイテッドは今夏、世界最高レベルのストライカーであるFWズラタン・イブラヒモビッチを獲得し、ラッシュフォードの出場機会は確実に減ることは間違いない。それでもトレーニングから“優勝請負人”のプレーや戦う姿勢などを学べることは今後の彼にとって大きな糧になることは間違いないだろう。

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