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ジャカ、空港で差別発言をしたという容疑を否定…チームメイトは彼を勇気づけるためディナーに誘う

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アーセナルに所属するスイス代表MFグラニト・ジャカ

 アーセナルに所属するスイス代表MFグラニト・ジャカは、月曜日の夜にロンドンのヒースロー空港で航空会社のスタッフに対して人種差別的な言葉を使ったという疑惑を否定した。

 ジャカはこの事件の後、警察に任意での事情聴取を求められ、ウェスト・ロンドンの警察署に向かっている。

 ジャカはドイツに戻る便に搭乗する予定であった、婚約者の兄でサッカー選手でもあるレオナルド・レカイを見送るために、ヒースロー空港の5番ターミナルにいたようだ。しかし、時間に遅れて到着してしまっレカイは搭乗を拒否されてしまった。

 問題となっている発言があったとされるのは搭乗を拒否されてしまったその瞬間で、航空会社のスタッフは放送禁止用語を含む汚い差別的な内容の発言をジャカから受けたと訴えている。

 現在26歳レカイは、ドイツ6部でプレーしている現役の選手であり、今回はエミレーツ・スタジアムで行われたバーンリー戦を観戦するためにロンドンを訪れていた。選手の関係者専用の席で観戦した試合でジャカは退場処分を受けてしまったが、アーセナルは格下相手に辛くも勝利を挙げている。

 ロンドン警察は以下のような公式声明を発表している。

「1月23日の19時29分に、ヒースロー空港のスタッフから人種差別的な発言を受けたという通報を受けた。通報は第3者によってされたもので、駆け付けた警官は20代の男性から事情を聞いた。彼は逮捕されていない。彼は任意同行に応じ、ウェスト・ロンドンの警察署で事情聴取を受けた。捜査は現在も継続している」

 ジャカに近しい関係者は『Goal』に対して彼がこの容疑を完全に否定していることを明かした。そして、メディアで報道されている彼がスタッフに対してはなったとされる発言の内容は「事実無根だ」とした。

 ジャカが義理の兄になるレカイの前でレッドカードを受けてしまったことも、メディアの報道を過熱させてしまっている要因になっている。この件を受けて、ジャカを支えるために、仲の良い従兄弟を含む家族数人が明日にもロンドンに到着する予定だ。

 さらに、ガナーズのキャプテンを務める元ドイツ代表ペア・メルテザッカーは火曜日の夜にジャカを他のチームメイト数人とディナーに誘った。ジャカがSNSに掲載した写真を見ると、前日の夜に警察署で事情聴取をされたことを忘れたかのような笑顔を見せ、チームメイトとの時間を楽しんだようだ。

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