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元伊代表ピルロが考えるバロテッリが才能を開花できない理由とは?

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ピルロが考えるマリオ・バロテッリが才能を開花できない理由とは

 元イタリア代表のレジェンド、MFアンドレア・ピルロニースのFWマリオ・バロテッリが才能を開花できない理由を26日、イタリア紙『コリエレ・デロ・スポルト』のインタビューで語った。

 バロテッリはこれまで、ピッチ内外で問題行動を起こしては所属クラブを転々とし、実力を100%発揮できないでいる。今シーズンはリーグ・アンのニースで17試合に出場し10得点を挙げているが、自分勝手な行動をチームメイトから指摘されている。

 現在MLSのニューヨーク・シティで現役を続ける37歳のピルロは、同郷の後輩バロテッリについて問われると、持論を展開した。

「若い時に過大評価されてしまった。誰もが彼が才能を開花させることを期待していたが、おそらく今も眠ったままの潜在能力を出し切ることはできなかった。彼には過度にプレッシャーがのしかかっていたし、あまりに多くを期待されていた」

 ピルロ自身は、バロテッリとは正反対の大人しすぎる性格が才能を開花させることの障壁になっていると指摘されていたことがある。しかし決して努力を怠らず、レジスタとしての地位を確立したほか、フリーキックの名手として、ライバルチームのサポーターからもリスペクトされる存在となった。

「ただイタリアって、こういう所がある。ちょっと上手い選手がいたら、無理やりにでも稀代の選手として扱いたがる。皆バロンドールを受賞するような選手を期待しているだろうけど、サッカー界は厳しい。毎日努力を続けて、すべての試合で活躍しないとダメだ」
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