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「誰も120億円など払えない」トリノ会長は23歳の得点王ベロッティ引き留めに自信

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 トリノのウルバーノ・カイロ会長は23歳のエースFWアンドレア・ベロッティの残留を確信している。イタリアメディア『Toro.it』が6日、報じている。

 ベロッティは2015-16シーズンにパレルモからトリノに加入すると、35試合に出場し、12ゴールを挙げた。今シーズンはこれまで27試合に出場してすでに23得点をマークしており、セリエAではトップだ。イタリア代表にも今年8月に初招集されると、10月9日に行われたワールドカップ欧州予選のマケドニア戦(3-2でイタリアが勝利)で初ゴールを挙げ、続く11月12日のリヒテンシュタイン戦(4-0でイタリアが勝利)ではドッピエッタ(1試合2ゴール)を決めてみせた。

 まだ23歳と若手のベロッティにはこれまで、アーセナルやPSG、レアル・マドリーなどヨーロッパの強豪が獲得に興味を示していると報じられてきた。しかし、カイロ会長は12月に新たに設定した違約金1億ユーロ(約117億円)に自信を持っている。

「今年はどのチームも違約金を払えるとは思えない。ベロッティがここでプレーすることに満足してくれているなら、彼は重要な選手なので私も嬉しい。現段階では調査の依頼もオファーも1件も来ていない。(移籍が)実現するとは思えないね」

 もし1億ユーロのオファーが届いたとしても、エースの移籍にゴーサインを出す可能性は限られていると説明している。会長として、来シーズンもトリノに残留させることがベロッティにとってベストであると考えている。

「イタリアのクラブからその額のオファーが来たとしても断る。イタリア国外からオファーが届いた場合、ベロッティがそのチームへの移籍を拒否すれば当然我々としては彼を引き留めることになる。来シーズンの残留はベロッティにとってもプラスになると考えている。あと何年か残れば実力を確固たるものにできるだろう」

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